資料を読ませるAI

NotebookLMは「Gemini Notebook」に改名済み|自分の資料を読ませるAIの上限を5段階で比較(2026年8月版)

この記事の料金・仕様は時点で各社の公式ページを確認したものです。

本棚から抜き出した資料が1冊のノートに集まっていく様子を表した抽象イラスト

「NotebookLM」という名前は、Google公式のヘルプページからすでに消えています。いまの名前は「Gemini Notebook」。無料でどこまで使えるかを、上限の数字で並べます。

結論

まず知っておくこと
公式ヘルプページに「NotebookLM」の表記は1つも残っていない。現在の名称は「Gemini Notebook」。
無料でどこまで
ノート100冊・1冊につき資料50件・1資料50万語まで。1日にチャット50回、音声概要3件。
有料にすると増えるもの
主に「1冊に入れられる資料の数」と「1日に聞ける回数」。Proで資料300件・チャット500回/日。
見落としがちな点
資料は50万語または200MBまでで、ページ数の制限はないと公式に明記されている。

PR表記: 本記事にはアフィリエイトリンクを含む場合があります。掲載している評価・比較は、各社の公式情報にもとづいて編集部が独自に整理したものです。

公式情報の確認日: 2026年8月21日

まず、名前の話から始めます。

「NotebookLM」で検索して辿り着いた先に、その名前はもうありません。

Google公式のヘルプページ(support.google.com/notebooklm/...)を開くと、URLには notebooklm が残っているのに、本文には「NotebookLM」という表記が1回も出てきません。 代わりに 「Gemini Notebook」 が36回出てきます。ページのタイトルも「Upgrade Gemini Notebook - Gemini Notebook Help」です。

日本語の記事やSNSではまだ「NotebookLM」と呼ばれています。同じものです。


何をするサービスなのか

ひとことで言うと、「AIに、自分が渡した資料だけを読ませて、その中から答えさせる」 サービスです。

普通のチャットAIとの違いはここです。

普通のチャットAIGemini Notebook
答えのもとになるものAIが学習した知識全般こちらが入れた資料だけ
知らないことを聞くとそれらしい答えを作ってしまうことがある資料になければ答えられない
出典示されないことが多いどの資料のどこかを示す作りになっている

「うちの就業規則ではどうなってる?」「この契約書、解約は何ヶ月前?」——手元の資料に答えが書いてある種類の質問に向いています。

AIが事実と違うことを自信満々に答えてしまう問題(ハルシネーション)に対して、**「答えの材料を先に渡してしまう」**というのが基本的な考え方です。


結論:無料でどこまで使えるか

Google公式のFAQに、こう書かれています。

Gemini Notebook では、ノートを100冊持てます。1冊につき資料は50件まで、1資料50万語までです。 1日の上限は、チャット50回と音声概要3件です。

数字にすると、こうです。

項目無料(Standard)でできること
ノートの数100冊
1冊に入れられる資料50件
1資料の大きさ50万語、またはローカルからのアップロードで200MBまで
ページ数の制限なし(公式に「There’s no page limit.」と明記)
1日のチャット50回
1日の音声概要3件
1日のレポート10件

個人で使うぶんには、無料でほぼ足ります。

50万語というのは、日本語の本にすると分厚い専門書1冊ぶん以上です。それを50冊ぶん、1つのノートに入れられます。しかもページ数の上限がありません。

⚠️ 引っかかるとしたら 1日50回のチャット です。腰を据えて調べ物をする日は、ここで止まります。


有料にすると、何が増えるのか

公式の上限表は5段階です。そのまま並べます。

Standardin Plusin Proin Ultra
(20 TB)
in Ultra
(30 TB)
ノート数100/人200/人500/人500/人500/人
1冊の資料数50/冊100/冊300/冊500/冊600/冊
1日のチャット50/日200/日500/日2.5K/日5K/日
音声概要3/日6/日20/日100/日200/日
動画概要3/日6/日20/日
(シネマ 2/日)
100/日
(シネマ 10/日)
200/日
(シネマ 20/日)
レポート10/日20/日100/日500/日

増えるのは主に2つです。 「1冊に何件の資料を入れられるか」と「1日に何回聞けるか」。

ノートの数は500で頭打ち(Pro以上は同じ)なので、「たくさんのテーマを扱いたい」という理由でUltraまで上げても意味がありません。


料金はいくらか

Gemini Notebook は単体では売られていません。Google AIプランに含まれる形です。

日本向けページには円建てで表示されています。

プラン月額
無料¥0
Google AI Plus¥725
Google AI Pro¥2,900
Google AI Ultra¥14,500 または ¥32,000

月725円で、1冊の資料が50件→100件、1日のチャットが50回→200回になります。日常的に調べ物に使うなら、ここが分かれ目です。

⚠️ 注意:上限表の「Ultra (20 TB Plan) / (30 TB Plan)」と、料金ページの ¥14,500 / ¥32,000 がどう対応するかは、確認した2ページからは判別できませんでした。 本記事では対応づけていません。

また、各上位プランは Google AI Plus / Pro / Ultra が提供されている地域でのみブラウザから利用できると公式に記載があります。


データはどう扱われるか

公式FAQに、こう書かれています。

Your data will never be shared by Gemini Notebook.(あなたのデータがGemini Notebookによって共有されることは決してありません)

ここは、同じGoogleでもAPIとは扱いが違うので注意が必要です。

Gemini API のほうは、公式の料金表に「Used to improve our products(製品改善に使われる)」という行があり、無料枠は Yes・有料枠は No と明記されています。詳しくは OpenAI・Claude・Gemini のAPI料金比較 で扱っています。

同じ「Googleの無料のAI」でも、Gemini Notebook と Gemini API では書かれていることが違います。 使う前に、自分が使っているのがどちらなのかを確認してください。


自分で同じものを作るといくらかかるか

「資料を読ませて答えさせる」仕組みは、APIを使って自分で作ることもできます(RAGと呼ばれます)。

ただし、毎回同じ資料を読ませると、そのぶん入力トークンの料金がかかります。 50万語の資料を毎回送れば、毎回課金されます。

対策はキャッシュです。Anthropicの公式ドキュメントには、キャッシュ読み出しは入力価格の0.1倍(10分の1)と明記されています。同じ資料を何度も読ませるなら、ここが効きます。

金額の目安は OpenAI・Claude・Gemini のAPI料金比較 にまとめています。

結論としては、個人が自分の資料を読ませたいだけなら、無料のGemini Notebookで足ります。 自分で組むのは、社内システムに埋め込むなど「アプリの一部にしたい」場合の話です。


こう使うといい

まず無料で1冊作る。 手元のPDFを10件くらい入れて、質問してみてください。100冊まで作れるので、失敗しても捨てればいいだけです。

1日50回で足りなくなったら Google AI Plus(月725円)。 上限が4倍(200回/日)になり、1冊に入る資料も2倍(100件)になります。

仕事で本格的に使うなら Google AI Pro(月2,900円)。 1冊に300件、1日500回。ここまで来ると、案件1つに1ノートを割り当てる使い方ができます。

Ultraは、動画概要を1日100件以上作るような使い方でなければ不要です。 ノート数はProと同じ500で頭打ちです。


確認できなかったこと(本記事で断定していない点)

  • ChatGPT・Claudeの同種機能の上限。 OpenAIのヘルプセンターとChatGPT料金ページ、およびClaudeの詳細な上限は、取得時にアクセスを拒否されるか数値が確認できなかったため、本記事の比較表に入れていません。 「Gemini Notebookのほうが優れている」という意味ではありません。
  • Ultraの2つの価格(¥14,500 / ¥32,000)と、上限表の20TB / 30TB プランの対応。 確認した2ページからは判別できませんでした。
  • Ultra (30 TB Plan) のレポート上限。 上限表の該当欄が取得時に確認できませんでした。
  • 日本語における「50万語」の実際の分量。 公式に日本語での換算の記載がありません。本記事の「専門書1冊ぶん以上」は目安です。
  • 対応している資料の形式の完全な一覧。 本記事では扱っていません。
  • 回答の精度・出典表示の正確さ。 本記事は上限と料金のみを扱っており、実際の回答品質は比較していません。
  • 無料プランの上限が今後も維持されるか。 公式の上限表には「Usage Limits (Subject to Change)」(変更されることがあります)と明記されています。

出典(すべて2026年8月21日に取得)