画像生成AI

Midjourney・Canva・Adobe Firefly 比較|AI画像は「仕事で使えるか」で選ぶ(2026年10月版)

この記事の料金・仕様は時点で各社の公式ページを確認したものです。

生成画像の所有権と利用条件を枠と鍵で表した抽象イラスト

AI画像はきれいに作れても、そのまま仕事に使えるとは限りません。この記事は「作った画像を仕事で使えるか」で3つを分けます。

結論

発表前案件
非公開にできるMidjourney Pro(月60ドル)以上を選ぶ。
毎日アイキャッチ
Adobe Firefly Standardは標準画像機能が無制限。料金は契約地域の公式ページで確認する。
Canva注意
Canvaライブラリ素材をAIで編集した生成物は所有できない。
無料で試す
Adobe Firefly Free / Canva Freeが入口。Midjourneyには無料プランの記載がない。

PR表記: 本記事にはアフィリエイトリンクを含む場合があります。掲載している評価・比較は、各社の公式情報にもとづいて編集部が独自に整理したものです。

公式情報の確認日: 2026年10月8日

AI画像生成の比較記事は「どれがきれいか」で終わりがちです。でも仕事で使うなら、先に確認しないといけないのは規約のほうです。

きれいな画像が作れても、

  • 他人に見られてしまう
  • 自分のものにならない
  • 契約しているプランでは使ってはいけない

なら意味がありません。この3つ、3社とも実際に該当する条件が公式ドキュメントに書かれています。


結論:料金表の外側に、3つの落とし穴がある

落とし穴が3つあると書きましたが、**共通しているのは「どれも料金表の欄には出てこない」ことです。**画像が公開されるのか、作ったものを自分のものにできるのか、商用で使って安全なのか——3つとも、値段の隣ではなく規約やヘルプの側に書かれています。

だから料金ページだけを見比べていると、**この3つは最後まで目に入りません。**下の表は、その「値段の外側」だけを抜き出したものです。

落とし穴公式の記載
Midjourney安いプランだと生成画像が公開される非公開にするStealth ModeはPro(月60ドル)以上のみ
Midjourney年商100万ドル超の会社はPro以上が必須「年間総収入100万米ドル超の企業はProまたはMegaを購入しなければならない」
Canvaライブラリ素材を使った画像は所有できない「ライブラリの写真をAIで編集した場合、その生成物を所有しません」
Adobe Fireflyモデルによって商用安全性の扱いが違うAdobe製モデルのみ「Commercially safe」と表示

順番に見ていきます。

Midjourney の月額差は、Basic から Mega まで段階的です。非公開設定を必要とする人は、Pro 以上を選びます。

Midjourney 月額プラン

Midjourney 月額プラン。出典: 各社の公式ページ(2026年10月8日確認)

🚨 Midjourney:安いプランでは、あなたの画像が他人に見える

発表前の画像を扱う人は、非公開設定が使えるプランかを最初に見ます。

Midjourney公式ドキュメントに、はっきりこう書かれています。

Stealth Mode, which keeps your images and videos private, is only available on the Pro and Mega Plans. (画像と動画を非公開に保つStealth Modeは、ProプランとMegaプランでのみ利用できます)

つまり、Basic(月10ドル)とStandard(月30ドル)で作った画像は非公開にできません。

クライアントワークで「まだ発表前の商品ビジュアル」を作る場合、これは致命的です。非公開にしたいなら月60ドルのProプランからです。

もうひとつ:会社の売上でプランが決まる

同じページの注記にこうあります。

You must purchase the Pro or Mega plan if you are a company making more than $1,000,000 USD in gross revenue per year. (年間の総収入が100万米ドルを超える企業は、ProまたはMegaプランを購入する必要があります)

個人の副業なら関係ありませんが、勤務先の業務で使う場合は要確認です。会社の規模で必要なプランが変わる、という条件は他の2社にはありません。

Midjourneyの料金

BasicStandardProMega
月額$10$30$60$120
年額$96(月$8)$288(月$24)$576(月$48)$1,152(月$96)
Fast GPU時間3.3時間/月(200分)15時間/月30時間/月60時間/月
無制限生成(Relax)なし画像のみ無制限画像+SD動画 無制限画像+SD動画 無制限
Stealth Mode(非公開)❌❌✅✅
動画の解像度SDSD+HDSD+HDSD+HD
同時実行(画像)Fast 3件Fast/Relax 3件Fast 12件 / Relax 3件Fast 12件 / Relax 3件

年払いで20%割引(1年分を前払い)。Fast時間を使い切ったら1時間4ドルで追加購入できます(全プラン共通)。

Basicプランには無制限生成(Relax Mode)がありません。月200分のFast時間を使い切ったら、その月は追加購入するまで作れません。「まず安く試す」つもりでBasicを選ぶと、ここで詰まります。


🚨 Canva:ライブラリの素材を使うと、その画像は自分のものにならない

Free を基準にしたAI利用枠の差を図にしました。

Canva のAI利用枠

Free

AI機能は最大20回。上位AIは使えません。

Pro

Freeの10倍のAI利用枠です。

Business

Freeの20倍のAI利用枠です。

出典: 各社の公式ページ(2026年10月8日確認)

Canvaの AI Product Terms(AI製品規約)に、こう書かれています。

If you use an AI Product to edit a photo from the Canva library, you won’t own this Output; (AI製品を使ってCanvaライブラリの写真を編集した場合、その生成物を所有しません)

Canvaは「生成物は原則あなたのもの」と定めていますが、Canvaライブラリの素材を取り込んだ・改変した部分については、所有権ではなく利用ライセンスになります。

プレゼン資料全体は自分のものだが、そこに含まれるライブラリ写真は自分のものではない、という整理です。Canva内で完結して使うぶんには問題になりませんが、「作った画像を自社の商標として登録したい」「素材として第三者に販売したい」といった用途では効いてきます。

C2PAメタデータを消してはいけない

同じ規約に、こうもあります。

Remove, alter, or disable any provenance or metadata tags from any AI-generated content, including but not limited to C2PA metadata; (C2PAメタデータを含む、AI生成コンテンツの来歴情報・メタデータタグの削除・改変・無効化)

これは禁止行為として挙げられています。「AI生成だとバレないようにメタデータを消す」は規約違反です。AI生成物を人間が作ったものと誤認させる行為も同じく禁止です。

AI利用枠は「約束」ではない

もう1点、見落としやすい記載があります。

AI Usage Limits are operational controls and not fixed entitlements. (AI利用上限は運用上の制御であり、固定の権利ではありません)

つまり、Canvaは利用枠を後から変更できます。「Proは10倍」という現在の枠が将来も保証されるわけではない、と規約自身が明示しています。

Canvaの料金

FreeProBusiness
年額$0$144 / 人$250 / 人
AI利用枠StandardまたはPremium AIを最大20回Freeの10倍Freeの20倍
テンプレート160万点以上360万点以上360万点以上
素材470万点以上1億4,100万点以上1億4,100万点以上
ストレージ5GB100GB500GB
ブランドキット1(色3つのみ)5100

表示価格に税は含まれません(“Prices exclude applicable tax.”)。

Canvaは画像を作ったあと、そのままバナーやサムネイルに仕上げられます。 ただしFreeのAI利用枠は最大20回です。試用向けの量で、業務で使い続ける人は上位プランを検討します。


Adobe Firefly:どのモデルを選ぶかで、商用安全性が変わる

Fireflyの公式ページには、モデル選択のところに2つの区分が表示されます。

  • Adobe models — Commercially safe(商用利用に安全)
  • Partner models — Models created by others(他社が作成したモデル)

同じFireflyの画面から、Google(Gemini 3.1 / Nano Banana 2)、OpenAI(GPT Image 1.5)、FLUX.2 [pro] なども使えます。便利ですが、「Fireflyを使っているから商用安全」ではありません。Adobeが商用安全と表示しているのはAdobe製モデルだけです。

業務で使うなら、どのモデルで生成したかを記録しておくべきです。

Fireflyの料金

FreeStandardProPro Plus
月額$0地域により異なる地域により異なる地域により異なる
生成クレジット1日ごとの限られた回数2,000 / 月4,000 / 月10,000 / 月
標準画像機能クレジット消費無制限・クレジット消費なし無制限・クレジット消費なし無制限・クレジット消費なし
Photoshop(web/モバイル)——含む含む
Adobe Express Premium——含む含む

※ 料金は地域別ページで異なります。今回の確認時、公式ページはデンマーククローネ表示でした。日本からの契約時は日本向けページで金額を確認してください。

Fireflyで見るべきは「標準機能はクレジットを消費しない」という点です。生成塗りつぶし(Generative Fill)などの日常的な編集はいくら使ってもクレジットが減りません。クレジットが減るのは動画生成や他社モデルなど上位機能です。

ProにはPhotoshopのweb・モバイル版とAdobe Express Premiumが付きます。画像生成単体ではなく編集環境ごと欲しいなら、選択肢になります。料金は契約地域の公式ページで確認してください。


用途別のおすすめ

この表の行を分けているのは、実は絵の上手い下手ではありません。「画像が公開されて困るか」と「その先の作業まで1つの画面で終えたいか」の2つです。

とくに前者は料金より先に効きます。Midjourneyは非公開にできるのがPro以上で、勤務先の年商が100万ドルを超えるならBasic・Standardはそもそも規約上使えません。ここに当たる人は、下の表のうちMidjourneyが入っている行だけ見れば済みます。

こういう人おすすめ理由
発表前の案件ビジュアルを作るMidjourney Pro(月60ドル)非公開にできるのはPro以上。Standard以下では画像が公開される
ブログのアイキャッチを毎日作りたいAdobe Firefly Standard標準の画像機能がクレジット消費なしで無制限
生成してそのままバナー・サムネにしたいCanva Pro(年144ドル表示)生成からデザイン完成まで1つの画面で終わる
画像を編集する環境ごと欲しいAdobe Firefly ProPhotoshop web/モバイルとExpress Premiumが含まれる
勤務先(年商100万ドル超)の業務で使うMidjourney Pro以上が必須規約上、Basic・Standardでは使えない
まず無料で試したいAdobe Firefly Free / Canva FreeMidjourneyには無料プランの記載がない

検証済みと未検証の線引き

検証済み: 各社の公式ドキュメント・公式料金ページ・公式規約に記載されている金額・利用枠・所有権と商用利用の条件。すべて2026年10月8日に直接確認しています。

未検証(本記事では判断していないこと):

  • 画質・作風の優劣(同一プロンプトでの生成比較を行っていないため。3社ともモデルが頻繁に更新されるため、特定時点の比較は短期間で古くなります)
  • 日本円での表示価格(今回取得できたのは米ドル表示のページのみのため)
  • Midjourneyの無料プランの有無(今回取得した公式のプラン比較ページに無料プランの記載がなかったため。「存在しない」と断定はしていません)
  • 「Commercially safe」の法的な効果(Adobeの表示は確認できましたが、それが日本の法律のもとで具体的に何を保証するかは、公式ページの記載だけでは判断できません)
  • 各社の生成クレジットが画像何枚に相当するか(Fireflyの公式ページは動画の秒数での換算のみを示しており、画像枚数での換算が記載されていないため)
  • Canvaの月払い時の金額(取得時点のページが年額表示だったため)

分からないものは「分からない」と書きます。推測した数字は載せません。


出典(すべて公式・2026年10月8日確認)


変更履歴

日付内容
2026-08-23読みやすさの改善。「結論」「用途別のおすすめ」の2箇所で、表の前に判断の軸を書き足した。料金・仕様の数値は変更していない(公式確認日は据え置き)
2026-10-08公式情報を再確認。Canvaの年額・AI利用枠とFireflyの地域別価格表示を更新
2026-08-21初版公開。Midjourney・Canva・Adobe Fireflyの料金と商用利用条件を公式情報で比較

更新履歴

  1. 読みやすく書き直した(段落・言い直し・図)

    一次ソース

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