PR表記: 本記事にはアフィリエイトリンクを含む場合があります。掲載している評価・比較は、各社の公式情報にもとづいて編集部が独自に整理したものです。
公式情報の確認日: 2026年8月21日
AI画像生成の比較記事は「どれがきれいか」で終わりがちです。でも仕事で使うなら、先に確認しないといけないのは規約のほうです。
きれいな画像が作れても、
- 他人に見られてしまう
- 自分のものにならない
- 契約しているプランでは使ってはいけない
なら意味がありません。この3つ、3社とも実際に該当する条件が公式ドキュメントに書かれています。
結論:料金表の外側に、3つの落とし穴がある
| 落とし穴 | 公式の記載 | |
|---|---|---|
| Midjourney | 安いプランだと生成画像が公開される | 非公開にするStealth ModeはPro(月60ドル)以上のみ |
| Midjourney | 年商100万ドル超の会社はPro以上が必須 | 「年間総収入100万米ドル超の企業はProまたはMegaを購入しなければならない」 |
| Canva | ライブラリ素材を使った画像は所有できない | 「ライブラリの写真をAIで編集した場合、その生成物を所有しません」 |
| Adobe Firefly | モデルによって商用安全性の扱いが違う | Adobe製モデルのみ「Commercially safe」と表示 |
順番に見ていきます。
🚨 Midjourney:安いプランでは、あなたの画像が他人に見える
Midjourney公式ドキュメントに、はっきりこう書かれています。
Stealth Mode, which keeps your images and videos private, is only available on the Pro and Mega Plans. (画像と動画を非公開に保つStealth Modeは、ProプランとMegaプランでのみ利用できます)
つまり、Basic(月10ドル)とStandard(月30ドル)で作った画像は非公開にできません。
クライアントワークで「まだ発表前の商品ビジュアル」を作る場合、これは致命的です。非公開にしたいなら月60ドルのProプランからです。
もうひとつ:会社の売上でプランが決まる
同じページの注記にこうあります。
You must purchase the Pro or Mega plan if you are a company making more than $1,000,000 USD in gross revenue per year. (年間の総収入が100万米ドルを超える企業は、ProまたはMegaプランを購入する必要があります)
個人の副業なら関係ありませんが、勤務先の業務で使う場合は要確認です。 会社の規模で必要なプランが変わる、という条件は他の2社にはありません。
Midjourneyの料金
| Basic | Standard | Pro | Mega | |
|---|---|---|---|---|
| 月額 | $10 | $30 | $60 | $120 |
| 年額 | $96(月$8) | $288(月$24) | $576(月$48) | $1,152(月$96) |
| Fast GPU時間 | 3.3時間/月(200分) | 15時間/月 | 30時間/月 | 60時間/月 |
| 無制限生成(Relax) | なし | 画像のみ無制限 | 画像+SD動画 無制限 | 画像+SD動画 無制限 |
| Stealth Mode(非公開) | ❌ | ❌ | ✅ | ✅ |
| 動画の解像度 | SD | SD+HD | SD+HD | SD+HD |
| 同時実行(画像) | Fast 3件 | Fast/Relax 3件 | Fast 12件 / Relax 3件 | Fast 12件 / Relax 3件 |
年払いで20%割引(1年分を前払い)。Fast時間を使い切ったら1時間4ドルで追加購入できます(全プラン共通)。
Basicプランには無制限生成(Relax Mode)がありません。 月200分のFast時間を使い切ったら、その月は追加購入するまで作れません。「まず安く試す」つもりでBasicを選ぶと、ここで詰まります。
🚨 Canva:ライブラリの素材を使うと、その画像は自分のものにならない
Canvaの AI Product Terms(AI製品規約)に、こう書かれています。
If you use an AI Product to edit a photo from the Canva library, you won’t own this Output; (AI製品を使ってCanvaライブラリの写真を編集した場合、その生成物を所有しません)
Canvaは「生成物は原則あなたのもの」と定めていますが、Canvaライブラリの素材を取り込んだ・改変した部分については、所有権ではなく利用ライセンスになります。
プレゼン資料全体は自分のものだが、そこに含まれるライブラリ写真は自分のものではない、という整理です。Canva内で完結して使うぶんには問題になりませんが、「作った画像を自社の商標として登録したい」「素材として第三者に販売したい」といった用途では効いてきます。
C2PAメタデータを消してはいけない
同じ規約に、こうもあります。
Remove, alter, or disable any provenance or metadata tags from any AI-generated content, including but not limited to C2PA metadata; (C2PAメタデータを含む、AI生成コンテンツの来歴情報・メタデータタグの削除・改変・無効化)
これは禁止行為として挙げられています。「AI生成だとバレないようにメタデータを消す」は規約違反です。AI生成物を人間が作ったものと誤認させる行為も同じく禁止です。
AI利用枠は「約束」ではない
もう1点、見落としやすい記載があります。
AI Usage Limits are operational controls and not fixed entitlements. (AI利用上限は運用上の制御であり、固定の権利ではありません)
つまり、Canvaは利用枠を後から変更できます。 「Proは10倍」という現在の枠が将来も保証されるわけではない、と規約自身が明示しています。
Canvaの料金
| Free | Pro | Business | |
|---|---|---|---|
| 年額 | $0 | $180 / 人 | $250 / 人 |
| AI利用枠 | 標準AI 最大200回 または 上位AI 最大20回 | Freeの10倍 | Freeの20倍 |
| テンプレート | 160万点以上 | 360万点以上 | 360万点以上 |
| 素材 | 470万点以上 | 1億4,100万点以上 | 1億4,100万点以上 |
| ストレージ | 5GB | 100GB | 500GB |
| ブランドキット | 1(色3つのみ) | 5 | 100 |
表示価格に税は含まれません(“Prices exclude applicable tax.”)。
Canvaの強みは、画像生成が「デザインツールの一機能」であることです。生成してすぐバナーやサムネにできます。逆に言うと、画像生成そのものの回数は多くありません。Freeの「上位AI 最大20回」は、試すには足りますが業務量には足りません。
Adobe Firefly:どのモデルを選ぶかで、商用安全性が変わる
Fireflyの公式ページには、モデル選択のところに2つの区分が表示されます。
- Adobe models — Commercially safe(商用利用に安全)
- Partner models — Models created by others(他社が作成したモデル)
同じFireflyの画面から、Google(Gemini 3.1 / Nano Banana 2)、OpenAI(GPT Image 1.5)、FLUX.2 [pro] なども使えます。便利ですが、「Fireflyを使っているから商用安全」ではありません。 Adobeが商用安全と表示しているのはAdobe製モデルだけです。
業務で使うなら、どのモデルで生成したかを記録しておくべきです。
Fireflyの料金
| Free | Standard | Pro | Pro Plus | |
|---|---|---|---|---|
| 月額 | $0 | $9.99 | $19.99 | 通常 $49.99(期間限定 $34.97) |
| 生成クレジット | 1日ごとの限られた回数 | 2,000 / 月 | 4,000 / 月 | 10,000 / 月 |
| 標準画像機能 | クレジット消費 | 無制限・クレジット消費なし | 無制限・クレジット消費なし | 無制限・クレジット消費なし |
| Photoshop(web/モバイル) | — | — | 含む | 含む |
| Adobe Express Premium | — | — | 含む | 含む |
⚠️ Pro Plusの $34.97 は2026年8月26日までの期間限定価格(初年度30%オフ)です。この記事を読んだ時点で終了している可能性があります。
Fireflyで見るべきは「標準機能はクレジットを消費しない」という点です。 生成塗りつぶし(Generative Fill)などの日常的な編集はいくら使ってもクレジットが減りません。クレジットが減るのは動画生成や他社モデルなど上位機能です。
Pro(月19.99ドル)にはPhotoshopのweb・モバイル版とAdobe Express Premiumが付きます。 画像生成単体ではなく編集環境ごと欲しいなら、実質的にここがいちばん安い入口です。
用途別のおすすめ
| こういう人 | おすすめ | 理由 |
|---|---|---|
| 発表前の案件ビジュアルを作る | Midjourney Pro(月60ドル) | 非公開にできるのはPro以上。Standard以下では画像が公開される |
| ブログのアイキャッチを毎日作りたい | Adobe Firefly Standard(月9.99ドル) | 標準の画像機能がクレジット消費なしで無制限 |
| 生成してそのままバナー・サムネにしたい | Canva Pro(年180ドル) | 生成からデザイン完成まで1つの画面で終わる |
| 画像を編集する環境ごと欲しい | Adobe Firefly Pro(月19.99ドル) | Photoshop web/モバイルとExpress Premiumが含まれる |
| 勤務先(年商100万ドル超)の業務で使う | Midjourney Pro以上が必須 | 規約上、Basic・Standardでは使えない |
| まず無料で試したい | Adobe Firefly Free / Canva Free | Midjourneyには無料プランの記載がない |
検証済みと未検証の線引き
検証済み: 各社の公式ドキュメント・公式料金ページ・公式規約に記載されている金額・利用枠・所有権と商用利用の条件。すべて2026年8月21日に直接確認しています。
未検証(本記事では判断していないこと):
- 画質・作風の優劣(同一プロンプトでの生成比較を行っていないため。3社ともモデルが頻繁に更新されるため、特定時点の比較は短期間で古くなります)
- 日本円での表示価格(今回取得できたのは米ドル表示のページのみのため)
- Midjourneyの無料プランの有無(今回取得した公式のプラン比較ページに無料プランの記載がなかったため。「存在しない」と断定はしていません)
- 「Commercially safe」の法的な効果(Adobeの表示は確認できましたが、それが日本の法律のもとで具体的に何を保証するかは、公式ページの記載だけでは判断できません)
- 各社の生成クレジットが画像何枚に相当するか(Fireflyの公式ページは動画の秒数での換算のみを示しており、画像枚数での換算が記載されていないため)
- Canvaの月払い時の金額(取得時点のページが年額表示だったため)
分からないものは「分からない」と書きます。 推測した数字は載せません。
出典(すべて公式・2026年8月21日確認)
- Comparing Midjourney Plans(Midjourney公式ドキュメント): https://docs.midjourney.com/hc/en-us/articles/27870484040333-Comparing-Midjourney-Plans
- Canva 料金ページ: https://www.canva.com/pricing/
- Canva AI Product Terms: https://www.canva.com/policies/ai-product-terms/
- Adobe Firefly 公式製品ページ: https://www.adobe.com/products/firefly.html
変更履歴
| 日付 | 内容 |
|---|---|
| 2026-08-21 | 初版公開。Midjourney・Canva・Adobe Fireflyの料金と商用利用条件を公式情報で比較 |
