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Grok・DeepSeek・Mistral 比較|3大手以外のチャットAIは仕事で使えるか

この記事の料金・仕様は時点で各社の公式ページを確認したものです。

Grok・DeepSeek・Vibe by Mistralの比較イメージ

ChatGPT以外の安いチャットAIとしてよく名前が挙がるGrok・DeepSeek・Vibe by Mistralを、公式情報だけで比較する。料金・学習利用・日本語対応の違いを整理した。

結論

とにかく料金を抑えたい人は
DeepSeekが候補になる。APIの料金はDeepSeek-V4.1-Flashで1M Input Tokens (Cache Miss) - Off-Peakが$0.15、1M Output Tokens - Off-Peakが$0.6と安く、公式アプリはApp Storeの説明で「無料」と記載されアプリ内課金の表記もない。
アプリの画面をそのまま日本語で使いたい人は
GrokかDeepSeekが向く。Grok公式アプリの言語表示は「JA + 38言語」、DeepSeek公式アプリは「日本語とその他71言語」で、どちらも日本語がアプリの対応言語として明記されている。Vibe by Mistral(旧Le Chat)のアプリは言語表示に日本語が無く、英語UIが前提になる。
入力データを学習に使われたくない人は
3社とも「一切学習しない」ではなく、オプトアウトの仕組みで対応している。xAIは「xAI never trains on your API inputs or outputs without your explicit permission」と明記し、DeepSeekはプライバシーポリシーで「当社モデル訓練または技術最適化のための個人データ利用を拒否する権利」を認め、MistralはVibeについて「users are not opted out by default and can opt out at any time in their settings」としている。実務では自分でオプトアウト設定を確認する前提になる。

本記事はPR(広告)を含みます。掲載している料金・言語対応・データ利用方針は、2026年9月17日に各社の公式サイト・公式ドキュメント・App Storeの掲載ページで直接確認したものです。

ChatGPTやGemini、Claude以外のチャットAIとして名前が挙がることが多いGrok・DeepSeek・Vibe by Mistral(旧Le Chat)を、公式情報だけを根拠に比較する。第三者のまとめサイトの数字は使っていない。

結論:3つとも「ChatGPTの代わり」ではなく「目的別の代わり」

3つに共通する強みは1つに絞れない。DeepSeekは料金の安さ、Grok・DeepSeekはアプリの日本語対応、Vibe by Mistralはコーディング特化という別々の軸で強い。「どれか1つを選べばOK」ではなく、何を優先するかで選ぶツールが変わる。

  • 料金を最優先するならDeepSeek
  • アプリの言語表示に日本語が欲しいならGrokかDeepSeek
  • 入力データの学習利用が気になるなら、3社ともオプトアウト設定の確認が前提

料金:無料の範囲と有料プランの価格を比較する

無料でどこまで使えるかと、有料プランの価格は3社で大きく違う。

項目GrokDeepSeekVibe by Mistral(旧Le Chat)
公式アプリの価格表記「無料・アプリ内購入」「無料」(課金の記載なし)Free/Pro「$14.99/mo」/Team「$24.99/user/mo」
有料プラン例SuperGrok Lite ¥1,500〜SuperGrok Heavy ¥50,000該当プランの表記なしFreeは「Limited messages and web searches.」「Limited coding sessions.」「$10 /mo in API credits.」
開発者向けAPI料金例(1Mトークンあたり)grok-4.6(200k未満):入力$2.00・出力$6.00DeepSeek-V4.1-Flash:入力(Cache Miss・Off-Peak)$0.15・出力(Off-Peak)$0.6表記なし(Enterpriseは「Contact for pricing」)

Grok公式アプリの情報欄には「SuperGrok Lite ¥1,500」「SuperGrok ¥5,000」「SuperGrok Plus ¥15,000」「SuperGrok Heavy ¥50,000」という有料プランが並び、アプリ自体は「無料・アプリ内購入」と表示されている。DeepSeek公式アプリはApp Storeの説明が「無料」で、アプリ内課金の記載はない。開発者向けにAPIを直接使う場合は、Grok API料金表でgrok-4.6(200k未満のプロンプト)が入力$2.00・出力$6.00(1Mトークンあたり)、DeepSeek APIの料金表でDeepSeek-V4.1-Flashが1M Input Tokens (Cache Miss) - Off-Peak $0.15・1M Output Tokens - Off-Peak $0.6となっており、社内ツールに組み込む用途ではDeepSeekのAPI単価が際立って安い。

Vibe by Mistral(旧Le Chat)は個人向けにProが「$14.99/mo」、Teamが「$24.99/user/mo」で、Freeプランは「Limited messages and web searches.」「Limited coding sessions.」「$10 /mo in API credits.」という制限つきになっている。

入力データの学習利用:3社とも「完全にゼロ」ではない

3社とも「入力データを一切学習に使わない」とは言い切っていない。使う場合があることを認めたうえで、オプトアウトの手段を用意する設計になっている。

  • xAIの公式ドキュメントには「xAI never trains on your API inputs or outputs without your explicit permission」と明記されている
  • DeepSeekのプライバシーポリシー(日本語版)には「当社モデル訓練または技術最適化のための個人データ利用を拒否する権利」を有すると書かれている
  • Mistralのヘルプページには「Vibe: users are not opted out by default and can opt out at any time in their settings.」とあり、Vibeはデフォルトではオプトアウトされておらず、設定でいつでもオプトアウトできるとしている

つまり、xAIはAPI利用時に明示的な許可がない限り学習に使わないという立場、DeepSeekは利用者側から利用拒否を申し出る権利がある立場、Mistralは初期状態では学習対象に含まれ、必要なら自分で設定を切り替える立場、と3社で仕組みが違う。会社の機密情報を貼り付けて使う前提なら、どのツールでも「設定を確認したか」を作業前のチェック項目にしておく必要がある。

日本語での提供状況:公式アプリの「言語」欄に日本語があるかどうか

公式アプリのメタデータに日本語が挙げられているかどうかは、Grok・DeepSeekと、Vibe by Mistralで違う。

項目GrokDeepSeekVibe by Mistral(旧Le Chat)
公式アプリの言語表示「JA + 38言語」「日本語とその他71言語」「イタリア語、ウクライナ語、オランダ語、スペイン語、ドイツ語、フランス語、ポルトガル語、ポーランド語、英語」(日本語なし)
モデル自体の日本語対応公式ページ未確認公式ページ未確認対応言語ページのEast Asian区分に「Chinese, Japanese, Korean, Russian」

Grok公式アプリの「情報」欄の言語表示は「JA + 38言語」、DeepSeek公式アプリは「日本語とその他71言語」で、どちらもアプリの対応言語として日本語が明記されている。一方、Vibe by Mistral(ex-Le Chat)アプリの「情報」欄の言語表示は「イタリア語、ウクライナ語、オランダ語、スペイン語、ドイツ語、フランス語、ポルトガル語、ポーランド語、英語」の9言語で、日本語は含まれていない。

ただし、Mistral公式の対応言語ページでは、East Asian区分に「Chinese, Japanese, Korean, Russian」が挙げられており、モデル自体は日本語を扱える前提になっている。アプリのUIが英語中心というだけで、日本語の質問に日本語で答えられないという意味ではない点は分けて考える必要がある。

Vibe by Mistralという名前について(旧Le Chat)

3つ目のツール名を「Vibe by Mistral」と書いているのは、比較時点の公式名がこれだからで、以前使っていた人には「Le Chat」の名前のほうが馴染みがあるはずだ。

Mistralの公式ヘルプページには「Le Chat has become Vibe, Mistral’s unified agent for professional productivity and coding tasks.」と記載されている。既存のアカウント・プラン・会話・保存済みコンテンツはそのまま引き継がれる、と同じヘルプページに書かれており、URLやログイン情報も変わらない。したがって「前にLe Chatを試したことがある」という人は、いま公式サイトで見ているVibeが同じサービスの新しい名前だと理解しておけばよい。

Grok・DeepSeek・Vibe by Mistralが向く人・向かない人

3社の強みが別々の軸にある以上、「向く人」も軸ごとに分かれる。

料金を最優先する人

DeepSeekが向く。API料金はDeepSeek-V4.1-Flashで1M Input Tokens (Cache Miss) - Off-Peakが$0.15、1M Output Tokens - Off-Peakが$0.6と安く、公式アプリもApp Storeの説明が「無料」でアプリ内課金の表記がない。逆に、Vibe by Mistralを個人で本格的に使うならProの「$14.99/mo」が前提になり、DeepSeekより固定費がかかる。

アプリの言語表示で日本語を確認したい人

GrokかDeepSeekが向く。どちらも公式アプリの言語表示に日本語が明記されている。Vibe by Mistralは対応言語ページの数字自体は日本語を含んでいるが、アプリの言語表示には日本語が出てこないため、英語UIに抵抗がない人向けになる。

コーディング作業を中心に使いたい人

Vibe by Mistralが向く。Mistralの公式ヘルプページで説明されているとおり、Le Chatから引き継いだ「Vibe Work」に加えて開発者向けの「Vibe Code」が用意されており、GrokやDeepSeekの公式アプリの説明にはこの種のコーディング専用モードの記載がない。

用途別のおすすめ:結局どれを選ぶか

3つとも試してから決める前提だが、最初にどれを触るかを1つ選ぶなら、優先したい軸で決めればよい。

料金を最優先するならDeepSeek、アプリの言語表示で日本語を確かめたいならGrokかDeepSeek、コーディング用途で使うならVibe by Mistralを最初に試すのが合理的だ。「とりあえず全部入れて比べる」のではなく、自分がどの軸を優先するかを先に決めてから触ったほうが、判断にかかる時間は短くなる。

選定基準:なぜこの3つを比較したか

「ChatGPT以外の選択肢として名前が挙がることが多く、公式サイト・公式アプリに料金/データ利用/対応言語の情報が独立して載っている」ことを基準に、Grok・DeepSeek・Vibe by Mistralの3つを選んだ。

この基準で調べた結果、公式ページに料金やデータ利用方針の記載が薄く、3軸で比較できるだけの一次情報が揃わなかったツールは、今回の比較には含めていない。

確認できなかったこと

公式ページだけを根拠にしたため、次の点は今回確認できていない。

  • x.ai/grokのトップページはアクセスできず(403エラー)、料金・機能に関する記述を直接確認できなかった
  • Grokの公式アプリのプラン価格(¥表記)が地域によって変わるかどうか
  • DeepSeek公式アプリに、将来的に有料プランが追加される予定があるかどうか
  • Vibe by MistralのEnterpriseプランの具体的な金額(公式ページは「Contact for pricing」とのみ表記)
  • Vibe by Mistralのアプリで日本語入力・日本語出力がどこまで自然に扱えるか(対応言語ページはモデルの言語対応であり、アプリの実際の使用感ではない)

出典(すべて公式・2026年9月17日確認)